わたしが使ったあとのストロー

自分の姿を鏡に映してみた。からだにぴったりとしたセーターが適当な大きさの胸の二つのふくらみを強調させている。町に出れば必ず男たちの視線が集まる。それほど男たちの気持ちをくすぐる顔なのだろう。誰もが自分のことを「きれいだ」と思うようだ。わたしを見た男たちは誰でもわたしのことを「きれいだ」と思わずにはいられない。


わたしのとりこになった男たちは、わたしのからだの線を見ると何ともいえない快感を感じるらしい。そして、わたしの裸の肉体を想像する。わたしのからだに自分のからだを触れあわせることができる場面を夢見るようだ。わたしのからだのイメージが男たちの頭の中を支配する。そしてわたしとセックスできるという幻想をいだきながら男たちはオナニーをする。わたしに足コキして欲しいのだろう。わたしに挿入するためだったら、わたしの奴隷たちはどんなことでもする。わたしのからだのとりこになった男たちはわたしに接触したくて接触したくてたまらないのだろう。


奴隷たちはわたしのからだに触れたものを何でも欲しがる。わたしのからだに触れた下着の匂いを嗅げば最高の気持ちになり、それだけで射精してしまう男もいる。わたしが使ったあとのストローを拾って、わたしの口が触れたところをなめ回している男もいるらしい。そんな男に一瞬だけでも本当に実際にキスしてあげたら、男は陶酔のあまり、それだけで射精してしまうだろう。絶対にキスなんてする気はないけど。