わたしを憎んでいる男ほど、たやすい

わたしのことを憎んでいる男も多いんだろうと思う。男って、自分の思い通りにならないことがあるといらいらする傾向がある。だから、男たちの思い通りにならないわたしのことも憎む場合があるみたいね。かわいさ余って憎さ百倍ということかもしれない。でも、そんな男の心の奥底にはわたしのことを自由にしたいという下心がみえてしまう。憎む心の裏にはわたしに惹かれている別の心がある。


影でわたしのことを悪く言っている男や表面上わたしを嫌っている男は、心の奥底では逆にわたしに魅了されていることがほとんどだ。経験上、100%近くの男が、わたしへの一方的な恋愛感情を憎しみに変えているだけのごみのような男たちなのだ。


だから、そんな男たちには、いやいやだけれども、表面上はその男のことが好きなふりをしてちょっと粉をかけてあげれば、男はたちまちわたしの虜になってしまう。わたしのことをあれだけ嫌っていた男が、いや嫌いだということを装っていた男が、一転してわたしに尽くすようになる。嫌っているふりをして、心の底ではわたしのことが欲しくて欲しくて仕方がなかったのだろう。わたしのからだを自由にさせてあげるという餌をちらつかせてあげれば、ほとんどの男がわたしの思い通りになる。わたしを憎んでいた男を逆にわたしの虜にしてしまうのって実に楽しい。わたしを憎んでいる男ほど、わたしの奴隷にするのは簡単。そうした男たちに少しでもわたしのからだを触れさせてあげれば、もうわたしのことが頭から離れなくなる。軽く握手したり、わたしのからだを軽く男のからだに接触させてあげるだけで男はわたしに魅せられてしまうみたい。馬鹿で単純な男たちはひょっとするとわたしの膣に自分のペニスを挿入できるかもしれないなどと勘違いするみたいだ。当然、夢を見るだけ見させてあげたあと、そうした男はちょっとした理由を付けて切り捨ててあげるんだけどね。


欲しくて仕方がなくなってしまった女に突然会えなくなるのって、男にとってはかなりつらいんだろうな。