学校の先生という生き物

先生と呼ばれる人たちもしょせん男に過ぎないから、クラスに魅力的な女子学生がいれば、どうしても気になって仕方がなくなる。色々と思い出すことがある。自分の教え子に魅了されてしまった男の先生って、ある意味、普通の男が誰かを好きになって悩む以上に精神的につらいみたいね。


中学生のころから、大抵の男の教師はわたしのことを生徒としてではなく、一人の女として意識せずにはいられなかった。色々な生徒に公平にふるまっているように見えても、どうしてもわたしにばかり視線を向けてくる。そして、なんとかしてわたしとの接触回数を増やそうとする。水泳で水着を着たときなんか、同級生の男の子はあたりまえだけど、教師もわたしの水着姿をみて変な妄想をしていたのでしょうね。でも、中学のときは、そういう男の子たちの欲望もかわいいもので、いつもさらっとかわしてあげていた。今思うと、わたしのことを考えながらオナニーしていた男の子なんて学校中にたくさんいたのでしょうね。


高校生になると、本当にわたしにのめりこんでしまった教師がいた。完全に女としてしかわたしを見ていない。もし、あまり気の好かない教師だったら、一度ぐらい誘惑して夢を見させてあげたあとに破滅させてあげてもいいのだけれど、そうはしなかった。そんなに好かない教師ではなかったから。でも好きなわけでもなかったので、わたしのなすがままに行動させてあげた。


教師だったら生徒に色々と指示できる立場にあるのが普通だけど、完全に立場が逆転したのが面白かった。その先生はわたしのいうことを従順に何でも聞く。もちろん、わたしのからだが欲しいから。同じ学校の教え子で未成年者と関係を持てばどういうことになるかは分かっているはずなので、すごく悩んでるみたいだった。


結局、わたしはその先生にはからだを自由にさせてはあげなかった。でも彼にとってもそのほうがよかったと思っている。恋愛は対等でないと面白くない。その頃は男を意のままに操ったり、破滅させたりすることなんて面白いと思わなかったし、快感など感じることもなかった。自分の持つ男たちに対する支配力にまだ気づいていなかったということもあるわね。


今から見れば、わたしってなんてまじめな学生生活を送っていたんだろうと感心してしまう。