大抵の男はわたしのからだを抱きしめたくて仕方がなくなる

わたしと知り合いになると、大抵の男はわたしのからだを抱きしめたくて仕方がなくなるようだ。どんなに真面目そうな男でも、どんなに女遊びをしていそうな男でも、わたしを落としたくてたまらなくなる。わたしは簡単に男に心を動かされることはないので、男たちはなんとかわたしの気持ちを引きつけようと真剣になる。わたしを巡って、いかにも真面目そうな男が遊んでいそうな男を出し抜こうとしたり、駆け引きをしたりするのがたまらなく面白い。どんなにわたしを嫌っているのを装っている男でも、わたしとセックスできるとすれば、鼻をのばしてわたしを抱きにくることだろう。そんな男にはじらせるだけじらして最後の最後でやらせないのだけれど。