わたしの胸のふくらみを軽く男の背中に押しつけてみる

今、何人の男がわたしのことを思い浮かべているだろう。男たちはわたしの裸のからだをイメージする。わたしの顔、わたしの乳房、わたしのウエスト、わたしの脚。わたしに思いを寄せる男たち。そのなかの一人をからかってみた。


まず、いすに座っている男の背後に近づいてみる。男はわたしに思いを寄せているから男はわたしの気配を感じてそわそわしはじめる。無意識を装って、わたしの胸のふくらみを軽く男の背中に押しつけてみる。男は平静を装っているが、頭の中はわたしのことでいっぱいになる。わたしのからだの感触を味わっていることで、男はほかのことなど考えられなくなる。わたしのからだをもっと触りたくて仕方がなくなるみたい。もう少しわたしのからだを男に押しつけると、男は理性を失ってしまいそうになる。もう、わたしとセックスできるなら、どうなってもかまわないと思い始める。そこで、ズボンのうえから男のペニスを軽く触ってみる。ここで間違いなく男は勃起している。ズボンのうえからとはいえ、ペニスがわたしの手の感触を得ると、男は何ともいえないような快感を味わうようだ。胸を背中に押しつけながら、背後から男の股間に手を回し、男のズボンのジッパーをおろす。堅くなった男の性器をわたしの手でゆっくりとこねくり回してあげると、男は気持ちの良さからか思わず声を上げる。もちろん男はこれだけで射精してしまうが、もし射精しなかったとしても30秒だけでやめる。あとは何にもなかったように行動する。


快感を味あわせてあげた男はその後になってもわたしを求めてくるようになるが、ほんの遊びだったのだから、会うことも拒絶する。これがこのゲームの醍醐味。その後は、どんなに求められても二度とその男にはわたしのからだを触れさせない。早漏の男はわたしの手で射精までいけるが、そうでないと寸止めになり、わたしのからだを使っては一生射精することはできない。後悔することになる。だからわたしがこの遊びをしてあげる場合、早漏の男のほうが有利かもしれない。