わたしに微笑んでもらえるだけで本望でしょう

男たちに言わせると、わたしの顔には自信がみなぎっているという。自信というか、自分がどうとでもできる相手には無意識に堂々としてしまうのだろう。わたしのことを好きになってしまった男は、わたしのなすがままに動かすことができる。少しでもわたしに好かれようとしてどんなことでもするし、わたしの意のままになっていることに快感を感じるみたいね。


わたしの命令に忠実に従ったご褒美として、わたしが男たちの目を見つめてあげれば、男たちはたちまち恍惚の表情を見せる。磁石のようにわたしの目に引き付けられるのだという。そういう男たちは間違いなく、わたしのからだを抱きたいと思っているのはわかっているけど、見つめてあげるだけでわたしのとりこになっている男たちは興奮してしまうのだから、わざわざからだを触らせる必要はない。


ランクの低い男たちは、はっきりいってどうでもいい存在。わたしの顔を見ながら、こっそりとペニスを勃起させていればいいの。わたしに微笑んでもらえるだけで本望でしょう。