男からみて下側の縫い目があるやわらかな部分

 わたしとセックスすることができることになった幸運な男にとって、わたしのからだを自由にすることは、永遠の夢を実現させたようなものなのだろう。だから、実際にわたしのからだを前にすると、どうしてよいのか戸惑ってしまうことがあるみたい。本能に任せて、わたしのからだをむさぼるように抱きしめてくる男もいるけど、どちらかといえば、びくびくしながら、わたしのからだをそっと触れてくる男のほうが多い。小心者の男たちは、わたしを自分のものにできるかもしれないというせっかく勝ち得たチャンスを失うのが怖いのだろう。


 ベッドのうえに座り、わざとふとともを見えるようにして脚を組んであげると、男の視線はわたしのふとももにくぎづけになる。男の目を見つめてあげると、男はわたしの目を見つめたらいいのか、それとも脚を見たらいいのか、戸惑ってしまうみたい。ふとももから足先までのラインをゆっくりと見つめさせてあげたあと、ベッドに横になってみる。肩ひじをつきながら、男の目を見つめ続けてあげると、男って、我慢ができなくなるものらしい。


 男はまず、わたしの唇に軽くキスをする。本当は濃厚なキスをしたいんでしょうけど、遠慮しているのか、はじめから自分の本能をさらけ出してわたしに嫌われるのが怖いのか、紳士的に振舞おうとする。わたしの気持ちを高ぶらせたいのか、乳首を舌で転がすように舐めてくる男も多い。とにかく男はわたしの皮膚のすべてに触りたいと思っている。そして、わたしの膣にペニスを挿入して、そのなかで射精することで、欲望は満たされることになる。


 わたしがなかなか脚を開かないでいると、男はストレスが溜まるようだ。早くわたしの膣にペニスを挿入したくて仕方がないのだろう。そんなに急がなくてもいいのにと思う。そんなにあせって挿入しても、どうせすぐに射精してしまうに決まっているのだから、ゆっくりとわたしとのセックスを楽しめばよいのにと思う。男にとって、わたしと次にセックスできる機会があるかどうかは分からないのだから。


 男のペニスが立ってしまっている場合、ペニスの裏、すなわち、男からみて下側の縫い目があるやわらかな部分に、わたしの膣の入り口を押し当てて、前後に動かしてあげると、男のペニスはますます堅くなって、かすかに震えるのが分かる。わたしの膣の入り口と自分のペニスが触れ合っているのだから、男にとっては絶頂まで寸前の状態なのでしょうね。しばらく挿入させないで、この動きを続けてあげると、男は我慢の限界を超えてしまうみたい。もうどうなってもいいということなのだろうか。わたしのことを押し倒すようにして、いきなりわたしの膣にペニスを挿入して、ものすごい速さで抜き差しを始める。わたしが膣壁でペニスを締め付けてあげると、たいていの男は1分も持たないで射精してしまう。こんなだらしない男がかなりいる。でも、膣の入り口でペニスをしばらくこすってあげただけで、我慢できなくなり、挿入までもたないで射精してしまう男もいるから、そんな男よりはましかもしれない。