理想のタイプ

よく「好みのタイプの男性は?」って、聞かれることがある。


同姓から聞かれた場合は素直に答えているけど、男から聞かれた場合ははぐらかしている。
男はこんな質問をすることで、自分に脈があるかどうかを確認したがるからだ。要するに探りを入れるみたい。自分に似たタイプの男が好みだといわれれば、男は自分にも脈があると勘違いをする。


気の弱そうな男には優しそうな人。頑丈な男には強そうな人。背の高い男には背の高い人。こういってあげれば、単純な男たちはすぐにもしかすると、自分のことがわたしのタイプなのかもしれない、などと勝手に妄想する。


でも、本当のことを言えば、わたしに好みのタイプなんてない。



男の値打ちは生きざまだと思うから。