水着写真を撮りたい男

例えば海に行ったときに、わたしが水着を着て立っていると、カメラでわたしを隠し撮りしようとする男たちが後を絶たない。男たちはわたしが気づかないとでも思っているのかもしれないけれど、意外とわかるものだ。景色を撮るふりをしてわたしのからだに狙いを定めている。


わたしはどうしても男たちの視線を集めてしまうので、仕方がない面もあるけど、気持ちのよいものではない。こそこそ撮影しなくても、頭を下げて頼んでくれば、写真の2,3枚くらいは撮らせてあげてもいいのにと思う。もっとも、写真を撮らせてあげた後、男たちがわたしの写真を見ながらオナニーをしようとしていることはわかっているけど、別に、わたしに危害が加えられるわけでもないので、どうでもいい。


でも、許せないのは、わたしの胸や腰、太ももだけをクローズアップで撮ろうとする男。特に下半身を大写しで撮ろうとする男は気持ち悪い。決して触ることのできないだろうわたしの水着で隠された部分を想像しながら、シャッターを切っているのでしょうね。


面白いので、濡れた両手で梳かしながら、カメラに向かってにっこりと微笑みかけてあげた。そうすると、わたしを隠し撮りしていたその男はビクンと驚いていた。何となくしゃくだったので、わたしの取り巻きの男に命じてその変態男を取り押さえさせた。その男のカメラをチェックさせると、やっぱりわたしの画像だらけだった。男にとっては、わたしの写真って、なんとしてでも自分のもとにおいておきたいものなのでしょうね。